こんにちは、まめです。
夫と0歳の子どもとの3人暮らし(アラフォー)
2年ほど前に体外受精に挑戦し、昨年、無事出産しました。ちなみに、着床前診断(PGT-A)を行い、凍結できた卵は2つでした。
そして今回、できる限り妊娠率が高いうちにと、残り1つの凍結胚を移植しました。
BT10でhCG221mIU/ml、BT17では胎嚢4.1mm、hCG1519mIU/mlとの結果。
BT22、茶おりから、ついに鮮血が。病院を臨時受診し、ポリープ切除後、経過観察となりました。
今回はBT24、定期受診日です。出血は増加の一途。
結果的に、悲しい結末となりましたが、頭を冷やして、現実的に、今後について少し考えてみます。
覚悟の受診②
今回も、前回同様、覚悟の受診でした。
流産を繰り返してきた身としては、経験済みの何かを感じていました。
ドキドキの超音波検査(エコー)では、前回よりも小さくなっている胎嚢。卵黄嚢も見えなくなっていました・・・。診察をうけなくても、結果はわかります。
内診後、「怖いな」とボソリとつぶやきながら診察室に入ります。
先生は、丁寧に説明してくれます。前回よりも胎嚢が小さくなっていること、hCGの成長具合も弱いこと、可能性は少ないこと。
私は、「はい」としか言えません。何か言いたいけど、言葉を発したら、涙が出そうで。
先生は続けます。1週間経過をみてもいい。エストラーナテープとウトロゲスタンを続けるか。でも、可能性としては低い。
やさしい先生の配慮に、少し救われます。先生はわかってくれています。現実を受け入れることに、時間がかかること。
わかってはいたと思う。薄々気づいていた、見たくない現実。
「私も難しいと思います。薬はいいです。」言葉を振り絞ります。でも、途端に、涙があふれ出てきます。これで、5回目の流産。何度経験しても、慣れませんね。
受け入れたくない現実と、向き合う時間は、本当につらいです。ただ、先生の配慮には、本当に救われます。丁寧に診てくれる先生、気持ちに寄り添ってくれる先生、仕事が早くわかりやすく説明してくれる先生、それぞれの良さがあり、感謝です。
先生だけでなく、看護師さん、事務員さん、培養士さん、みなさんから丁寧さや思いやりのケアをいただき、この病院で治療ができて、よかったと思えます。
不妊治療を継続していくには、治療技術もですが、精神的にも、病院は大事な支えとなります。
次回の受診は1週間後です。
処 方
エストラーナテープとウトロゲスタンは終了。ダクチルのみ継続となりました。
ダクチルは不要では、と思ったのですが、「腫れを抑えてくれるから」とのことでした。
経過としては、こちら。
● 生理開始後
3日目~ エストラーナテープ0.72mg 4枚ずつ 2日おきに張り替え
4日目~5日間 レルミナ錠40mg 朝食前
● 移植7日前~
ルトラール錠2mg 毎食後
● 判定日(BT10)~
ルトラール錠⇒ウトロゲスタン膣錠 1日3錠 へ変更
● BT22(出血)~
ダクチル錠50mg 毎食後
治 療 費
今回は、2,030円と普通と思える料金。
もう、出血して体外受精の治療ではないので、保険適用となりました。
・・・複雑。
● 受診1 血液検査(断乳後、生理3~5日目の受診)
3,670円(ここまでは保険適用、3割負担)
● 受診2 血液データの確認、内診
1,100円
● 受診3 内診、薬処方(生理開始1~3日後の受診)
18,270円
● 受診4 内診、血液検査、薬処方(移植7日前)
8,890円
● 受診5 凍結胚移植
123,100円
● 受診6 内診、血液検査、薬処方(判定日、BT10)
20,980円
● 受診7 内診、血液検査、薬処方(BT17)
5,520円
● 受診8 内診、薬処方、ポリープ切除術・病理診断(BT22、出血による臨時受診)
9,180円
※自費 :2,200円(内診)
※保険適用:6,980円(再診、薬、ポリープ切除、病理代)
● 受診9 内診、薬処方(BT24、出血継続)
2,030円(保険適用)
合計:192,740円
追いつかない気持ちと、整理できない頭
診察後も、涙が止まりません。まだ、治療費を払わなければいけないのに。
なんとかお金を払った後も、家に帰る車の中で、涙がこぼれます。
こんなに、お金を払って、つらい薬も続けて、時間を使って、最後はとてつもない喪失感。
身体もだけど、心が持ちません(ズタボロ・・・)。
不妊治療は、ハイリスク・ハイリターン。
なんで簡単に子どもができる人が、あんなにいるんだろう。幸せそうでいいな。と、勝手なことを思ってしまいます。悔しさと、怒りと、悲しさと、グルグル。
家に帰っても、ふと涙がこぼれます。お昼ご飯は手抜きのコンビニ食。自分にとっては、ちょっといいやつを(冷凍ボロネーゼ)。
夫との連絡で、また涙が溢れます。本音がポロリと浮かびます「また妊娠したい」。
「頑張ってみる?」と、夫。
「今は感情的だから、わからない」と、言っておきます。
まだ、トイレに行くたびに、出血をみて落胆。でも、諦めがついたからか、昨日よりも少し楽かな。
でも、トイレはちょっと行きたくない。
なんだか疲れました。ちょっと前まで、妊娠してたのにな。
何がいけなかったんだろう・・・。
最初から卵の限界だったのか、自分がストレスを溜めていたのがわるかったのか、神棚の榊が枯れていたのがわるかったのか、神社の授かり石を返したのがいけなかったのか・・・。
グルグル、グルグル。
もう帰ってこないのに。
いつまで治療を続けるのか
ふと、「不妊治療をいつまで続けるのか」という問いが、自分の中に浮かびました。
1人目を産む前は、今回のPGT-Aで最後だと思っていました。悔いがないように、仕事を辞めることまで考えました。
実際に、夫婦2人での生活も考えました。里親も検討しました。
無事、子宝に恵まれ、それだけでも感謝・感謝です。でも、それでも、まだ「産みたい」という気持ちが。
この「産みたい」という気持ちは、どうも、女性の本能らしい。なんとなく腑に落ちます。
不妊治療、できるならやっています。でも、現実、お金の限界があります。
私たち夫婦は、次に不妊治療をするなら、PGT-Aと決めています。お金はかかりますが、年齢的に時間を有効に使いたいし、安心感があるからです。流産の確立が減るのも大きいですしね。
「いつまで続けるのか。」
「どうすれば悔いのない選択ができるのか。」
お金が尽きるまで?でも、そのために家族での生活が苦しくなっていいのか?年齢的には、もう少し頑張れそう。でも、精神的に、今はきついかな。時間は、待ってくれないのに。焦りが出てくると、また、身体に力がこもります。
すぐに答えなんか出ません。
今回だめだったら、やろうと思っていたこと
治療をするにあたり、「だめだったら、こうしよう」というのを考えるようにしています。
これがあると、治療の支えになってくれます。
前回は「北海道に旅行に行く」。今回は、「高配当株にチャレンジする」でした。ゆくゆくはするつもりだったのですが、2人目ができないとなると、減るはずだったお金。早めに使ってしまおうという魂胆。
まずは、ぼちぼちリサーチから始めようかな。
育ってくれるといいな。
肩の力を抜く
不妊治療って、のめり込んでしまって・・・、中毒になりそうですね(苦笑)。
まったく妊娠できないときもそうでしたが、流産は結構きついです。思ってるより、こたえます。
一気に生気がなくなってしまいました。
身体の力を抜かなくては。
少し、治療から離れて、頭を冷やしたいと思います。まずは1か月、と思って。・・・って、考えちゃうんですけどね、ちょっと楽になります。
こんな時は、ちょっと遠出したいですね。どこに行こうかな。自然いっぱいの場所がいいな。
さ、今日も、肩の力を「はぁ~」と抜きましょ(*´Д`)
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