● 流産したけど、気持ちの整理がつかない
● 思考がグルグルするばかりで、どうしたらいいの?
● やっぱり「産みたい」
こんな気持ちで溢れていませんか?
この記事では、5回流産した私の体験談も含めて、流産した後の気持ちの持っていきようについてまとめています。我流です(^^)
結論としては、
● 「産みたい」気持ちには中毒性がある
● パートナーにはちょっと伝わりずらい
● 自分の気持ちには正直に
● 「産みたい」気持ちはそれでいい。でも冷静に。
● 今、出来ることをやる
それでは、1つずつ解説していきます。
どうしようもない喪失感
流産後の喪失感は、何とも言えません。
まず、受け入れるのに時間がかかって。最初はまだ残ってくれるんじゃないかと思ったりもするけど、しっかりと出血して出ていっているという現実を見なければならない。
体の症状も消えていく。なんだか怠いし。
そこから、「なんでこうなったのか」「何がいけなかったのか」という、出口のない問いをグルグルする。
頭の中ではわかってる。今はそんなこと考えたって、答えは出ないし、つらくなるだけ。
でも、そうしていないと、過ごしていられない。
感情が湧き上がってくるんです。ふと涙がこぼれます。
そして、ずっと過去にとらわれます。
子どもを産みたい
「子どもを産みたい」というのは、女性の本能らしい。
個人的には、なんだかしっくりきます。
そこに、流産を経験して、つらい思いをしてもなお、「産みたい」と思う。というより、流産をすると、さらに産みたい気持ちは強くなります。
不思議ですよね。もう二度と経験したくないのに、そのリスクに向かっていくんですから。
これは、感情論です。
現実的には、経済的にも厳しくなるだろうし、年齢が上がるにつれ流産の確立も高くなっていくし、自分の身体もどこまでもつかわかりません。
でも、「産みたい」と思うんです。
ちょっとびっくりした自分の深層心理 ー打ち消しー
ふと、夫と話す中で浮かんできた言葉
「流産したから、やり直しがしたかったのかもしれない」
自分で言って、驚きました。
そんな理由??・・・でも腑に落ちる自分がいる。
確かに、出産の経験は何とも言えない快感で、1人目で容量も得たし、もう一度、出産と出産後の喜びを味わいたい、という自分には気づいていました。
でも、やり直しとか、そんな理由でまた妊娠にチャレンジしたいとか・・・自分で呆れてしまいます。
終わりよければ総てよしってか。
これは、心理学的には、「打ち消し」といいます。
● 打ち消し
過去の行為による罪悪感や恥の感情を、反対の行為や感情で打ち消すこと
思えば、流産は、喪失感の強い、大きな欲求不満の出来事です。無意識のうちに、防衛機制が発動していても、全くおかしくありません。
でも、宿ってくれた卵に罪悪感をおぼえます。なかったことにはしたくない。実際、出産したって、流産の悲しみは消えません。
そう思ったら、少し冷静になれました。
産んでもその快感で産みたくなり、流産しても防衛機制でさらに産みたくなる。そもそも、「産みたい」という女性の本能がある。
出産って、なんだか中毒性がありますね。
パートナーにはちょっと伝わりにくい
どうも、この「産みたい」とか、「流産の喪失感」は、パートナーには伝わりにくいようです。
「産みたい」気持ちは、女性の本能も入っているし、「流産の喪失感」は身体をもって実感している自分とは違いますしね。
私は、何度も夫と喧嘩をしました。「気持ちに寄り添おうと思ってる」と言ってくれるけど、気持ちを分かってもらっている感じがしなかったり、流産後に次どうしたらよいかと話をすると「今は違うでしょ」と理性的に返ってきたり。
私が葛藤していたのは、理屈じゃない何か。これが、なかなか伝わらない。頭ではわかってるけど、気持ちがついてこないのに。
でも、夫は心底寄り添おうと思ってくれたし、真剣に応えてくれたのでしょう。
ここに、夫との気持ちの差を感じて、つらい時間を過ごしました。
パートナーは、きっと一番わかってほしい相手。理解してくれるであろう相手。
ただ、パートナーは全部はわからないということを、自分で知っておくことも必要なのかもしれません。
自分の気持ちにフタをしないで
気持ちや感情は、湧き水のように、自然に、自分の中に湧き上がってきます。
自分の気持ちにフタをしたまま頑張りすぎると、どこかでパンクします。
フタをしていないと、生活していけないときもあります。
時にはフタをしていていいんです。そういう風に、人はできています。だって、ずっと辛いのもきついから。
フタをして、気持ちが見えないときと、見えるときができるように、人はできています。
でも、ちゃんと自分の気持ちと向き合う時間も必要です。そうしないと、気持ちがヘドロのように沈み込んで、本当にわからなくなってしまいす。
どこかで自分と向きあう時を、意識してつくります。そうしないと、どこかで自分が壊れます。
これは個人的な方法ですが・・・
● ふと浮かび上がってくる言葉を、言ってみたり、書いたりしてみます
※思うだけでは、気持ちがただ流れてグルグルします。言葉を当ててみることが大切です。
● 誰か信用できる人と話したり、1人でぼーっとしているときにします
● 流産などで思考がグルグルして湧き上がってくるときに効果的(個人論)
● とても疲れるので、休み休み、小出しで。
●ロールレタリングもおすすめ
そうしていると、いつもは見えない自分が、見えてくるときがあります。
答えはすぐ出ないかもしれない。でも、気持ちは沈まずに、グルグルせずに、少しずつ考えが整理されていきます。
そうしたら、少し落ち着きます。
あなたの気持ちの川は何色ですか?どんな川にしたいですか?
「産みたい」気持ちはそれでいい
なんやかんや書いてきましたが、「産みたい」という気持ちはそれでいいんです。
だから、どうするわけでなく、自分の「産みたい」という気持ちはそれでいいんです。
でも、感情論と、理性はバランスが大事。
理性的にも、きちんと考えなければいけません。
産んだ後に、子どもをきちんと育てていけるのか。経済的にはどうか、環境はどうか、自分たちの身体はどうか。夫婦以外のサポートはあるか・・・など、色々と夫婦で考えを巡らせなければなりません。
つらいですが、現実をみることが、生まれてくる子どものためになります。
子どもを産むことは、ゴールではありません。スタートです。
自分の気持ちときちんと向き合ったら、冷静に考えましょう。
一度、自分の人生をどのように生きていきたいか、しっかり考えるチャンスにしましょう。
今、出来ることをやろう
自分の気持ちと向き合って、少し冷静になれたら、「今、出来ること」を考えます。答えが出なくても、出来ることをやっていきます。
動いていると、気持ちも整っていきます。そこから、少しずつ、夫婦で答えをみつけていけばいい。
私の場合は、「産みたい」、けど、流産した子には感謝。その子のためにも、同じことを繰り返さないようにしようと思いました。
自分のストレスでダメだったかもしれないと思う自分がいるから、もし次チャレンジするときに、ストレスをできる限り抱えない状態でいよう。体調も整えよう。と、いうことにしています。またチャレンジするかどうかは分かりませんが(^^)
ま と め
この記事では、流産で立ち直れないとき、
● 流産したけど、気持ちの整理がつかない
● 思考がグルグルするばかりで、どうしたらいいの?
● やっぱり「産みたい」
というような気持ちでつらいときの、気持ちの持っていきようについて、5回流産した私の体験談を踏まえて、個人的な方法をご紹介しました。
結論としては、
● 喪失感では過去にとらわれる
● 「産みたい」気持ちには中毒性がある
● パートナーにはちょっと伝わりずらい
● 自分の気持ちには正直に
● 「産みたい」気持ちはそれでいい。でも冷静に。
● 今、出来ることをやる
いずれにせよ、気持ちを少しずつ整理するには、時間が必要です。
どのくらい必要かは、人それぞれ。
私の場合は、おばあちゃんになった頃に、ちょっと苦笑しながら、あの時はああだったなって、話せるようになれればいいなと思っています。
焦らず、自分のペースで、少しずつ、向き合っていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
少しでも、流産でつらい思いをされている方の力になれれば幸いです。
今日も、肩の力を「はぁ~」と抜きましょ(*´Д`)
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